各部門の役割

医師

  1. 対象患者様の問題点の提示
  2. 栄養療法に関するプランニングの最終的な決定
  3. 評価

看護師

  1. 対象患者様の抽出
  2. 栄養状態・摂食状況の継続的な把握
  3. 静脈・経腸栄養ルートの管理・維持
  4. 栄養管理に問題のある患者様の提示・問題症例の抽出
  5. 経口栄養への移行推進(嚥下・摂食障害訓練へのアプローチ)
  6. NST回診前の身体計測
  7. 回診時の患者様の状態や、アセスメントしたことのプレゼンテーション
  8. 管理栄養士と連携をとり、食事内容の選択や、形態の工夫
  9. 生活状況を踏まえた退院時指導(患者様・家族様)
  10. NST介入終了時、ランチタイムミーティングで終了症例報告

看護師は食事の時間のみならず、24時間患者様のベッドサイドにいるという立場であり、実際に患者様の身体に触れ、その変化に気づき、看護師だからこそできる栄養管理に関する情報、また全身状態に関することを、チーム全体に提供する役割があります。そして、実際に食事の介助、経腸栄養剤の投与、静脈栄養剤の投与と、栄養療法の実践を行なっています。

薬剤師

  1. 対象患者様の抽出
  2. 栄養薬剤・栄養輸液メニューの提案、指導
  3. 栄養輸液・混合輸液の投与法の管理
  4. 患者様・家族様への栄養薬剤の説明と服薬指導

医薬品に限らず、健康食品などの新しい情報も多く、患者様の医療スタッフへの専門的なニーズは増えていると思われます。
当院で採用されている経腸栄養剤、高カロリー輸液などのカロリー、含有ミネラル量、特徴などを表にまとめました。NSTのラウンド時に、その表を用いることで、各スタッフが情報を共有し、患者様に、より適した経腸栄養剤や高カロリー輸液をNSTから提案できるようにしました。
ラウンドに参加することはもちろんですが、ランチタイムミーテイングへの参加や、NST全体学習会への参加も行っています。

臨床検査技師

  1. 検査値からみた低栄養状態の入院患者様リスト提示
    (患者様基本・検査・処方・注射・食事・手術等)
  2. 検査データの情報処理
  3. 検査データの解析
  4. 追加すべき検査、検査の選択、検査の必要性等

管理栄養士

  1. 栄養アセスメント
    (基礎エネルギー量及び必要エネルギー量を算出)
  2. 栄養投与経路及び栄養剤の提案
  3. 栄養摂取量のモニタリング
  4. 栄養関連の情報提供

理学療法士

担当している患者様のリハ情報(粗大運動・身体認知機能、移動能力)を適宜NST回診の場で提供することにより、検査データとの整合性をスタッフ全体と共有していきます。リハ場面・生活場面での情動意欲などの行動変容を報告することで、生活を想定した栄養管理の助言や提言に繋げます。また、NSTを通じて生活の基盤となる、摂食活動における身体機能・姿勢動作の重要性について、PTの立場から検証しランチタイムミーティング等での講師を担当し、他職種とのより強力な連携体制の構築に努めていきます。

言語聴覚士

嚥下障害は「食物を口から食べられなくなること」で、加齢や脳血管疾患等の原因により生じます。嚥下障害があると、水分や栄養が摂取できなくなり脱水や栄養不良をおこしたり、また、食物が気道に入ってしまう誤嚥により肺炎や窒息など身体に重大な影響をひきおこすことにもなります。食べるためには、口唇・舌・咽頭など嚥下に関係する各部分の運動機能に全般的認知能力・身体機能が関わりあっています。言語聴覚士は、患者様の嚥下障害がどの段階で生じているのか評価をし、口腔の運動機能改善のためのアプローチをおこなうとともに、できるだけ経口摂取ができるよう、姿勢、嚥下の方法、食物形態の工夫などについて関係職種と協働して支援をおこなっていきます。

作業療法

NST回診に参加し、OT評価(身体機能、精神機能、ADLなど)を提供し、情報を共有しています。NSTの視点にリハビリ的な視点を追加することで入院生活上の活動状況からみたNST介入が可能になると思われます。共有されたNSTの情報を参考にし、ADL面等へのアプローチを作業療法計画に追加、反映させることもあります。また、食事動作の介助量を軽減するために自助具、高次脳機能障害の理解と対応等食事場面に関わる作業療法的なみかたの情報をランチタイムミーティング等で知識の共有にも努めています。

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JA長野厚生連 北信総合病院 栄養科 (栄養サポートチーム)
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