19.くだものは太るって本当?

暑い夏も終わりが近づき、暦の上ではもう秋です。秋といえば「食欲の秋」、さんまやきのこが美味しい季節ですが、この時期はくだものが盛んに出回る時期でもあります。


私たちにとってくだものは、ビタミンやミネラル、食物繊維の重要な供給源です。しかし、「くだものは甘くて太りやすい」などと誤解されている方も多いようです。くだものに対する誤解を解消して、よりバランスの良い食生活を送りましょう。



「甘いくだもの=高エネルギー」ではありません!



くだものの甘さは果糖によって決まります。果糖は砂糖に比べて1.15~1.73倍強く甘みを感じると言われていますが、果糖1g当たりのエネルギーは砂糖と同じ4kcalで他の糖類と差はありません。甘いからといってエネルギーが多いわけではないのです。


また、くだものは水分が大部分を占める食品の一つです。多量の砂糖や脂質を含む菓子類と比べると、100g当たりのエネルギーは50kcal程度と比較的低カロリーな食品と言えます。しかし、同じ100gのくだものでも種類によってはエネルギーが異なるので注意が必要です。


例えば・・・みかん一個は45kcalですが、バナナは1本で86kcalと同じ100gでも倍近いエネルギーになります。くだものの目安は1日200gですが、いろいろなくだものを組み合わせてまんべんなく摂ることが、太らずくだものを摂るポイントです。



つまり・・・「くだもの=太る」のではなく、「エネルギーの摂り過ぎ=太る」ということになります!



旬なくだものを適量摂取して、不足しやすいビタミンやミネラル、食物繊維を補給しつつ、健康を守りましょう!


管理栄養士 中島康一