神経内科

目的

北信地域基幹病院の神経内科として多くの神経疾患を治療してきた。また、当院では脳神経外科と病棟を共有し、定期的合同カンファレンスを開くなど脳神経センター的機能をはぐくんできた。故に豊富な神経疾患を経験でき、かつ脳神経外科との連携により、より広い知識・経験を得ることができる。加えて信州大学第3内科での研修研究も可能としている。
年間入院患者数は350人で内、脳梗塞が150人を占めている。パーキンソン病、多発性硬化症、ギラン・バレー症候群、筋萎縮性側索硬化症、重症筋無力症など多岐にわたる神経難病患者の入院がある。
神経内科学会教育関連施設(専門医2名)であるほかリハビリテーション医学会専門医による神経疾患リハの勉強や脳卒中になる前に何とかしようとメタボリックシンドローム対策など幅広く興味を持ち診療している。

【一般目標】GIO

当科での研修により、内科の総合的臨床能力を基礎として、専門的なあらゆる神経疾患の診療が出来る神経内科医になることを目指す。日本神経学会専門医を取得する。

【行動目標】SBO

  1. 医師としての基本的な姿勢,態度の修得
    • 患者あるいは家族や発症時の状況の分かる人から迅速かつ的確な医療面接を行い問題点を整理できる(problme listの作成)
    • 身体所見のみならず、心理的、社会的、経済的な要因まで配慮し、患者を全人的にとらえる姿勢を修得する。
    • インフォームド・コンセントと患者・家族への適切な指示、
    • 初期診療に必要な基本的技術の修得
    • 医師としての診察のマナー
    • 全身の系統だった診察とその記録
    • problem listに応じた診察とその記録
    • 基本的な臨床検査のすすめ方と結果の判定
    • 必要に応じた臨床検査の依頼と結果の判読能力の養成
    • 診察所見と臨床検査所見を評価し、診断と治療の計画を立て、
    • 初期診療を実践する。
    • 基本的な診療手技の適応決定とその実践
    • 初期診療の結果を患者の状況と対比して、診療計画の見直しを行える能力を修得する。
    • 患者の状態が自分の診療能力を超えるか否かの的確かつ迅速な判断ができ、上級医、専門医に委ねるべく的確な対応がとれる能力を養う
  2. 神経内科診察と診断方法
    • 神経疾患の診断と治療方法を習得することを目的とする.とるべき診断方法、検査方法の手順を迅速に決定する能力を養う.
    • 神経学的診察法と診断術の体得
    • 神経学的診察,所見の取り方の修得.聴取した病歴と診察所見から、局在診断(中枢神経:大脳、脳幹、小脳、脊髄、末梢神経、筋)、病因的診断(炎症性、血管性、腫瘍性、代謝性、変性など)を総合して臨床診断を行う。必要な検査計画を立てる。tPA治療に必要なNIHSSの評価が出来る。脳死判定が出来る。神経救急や、他科からのコンサルテーションに適切に対応出来る。
    • 検査法と手技の習得
      • 腰椎穿刺・髄液検査の習得
        髄液検査の意味、適応、禁忌、緊急時(特に頭蓋内圧亢進時)への対応を理解する。
      • 画像診断
        その意味と適応を理解し、さらに画像診断能力を高める。頭蓋・脊椎単純写、頸動脈エコー、 頭部CT、頭部MRI、MRA、脊髄MRI、脳血流シンチ、 脳血管造影(必要に応じて脳外科医のチームと連携して修得する)
      • 神経生理検査
      • 脳波検査
        脳波の検査法の修得、正常および異常脳波(意識障害、てんかん発作、代謝性脳症等)の基本的所見の読み方を修得する。神経伝導速度、針筋電図、誘発電位等の検査方法、判読方法を研修する。
      • 神経病理
        筋生検、神経生検の手技、検体処理、標本作製法の修得。病理診断が出来、病理専門医ともディスカッションを行う。
  3. 治療法の修得
    • 注射,点滴(CV ラインを含む)手技の修得と管理
    • 患者の全身状態の把握と管理ができる
    • 心臓マッサージ、気道確保、気管内挿管、人工呼吸器管理ができる。
    • 脳血管障害の病態別治療の選択
    • (血栓溶解療法の適応の判断と的確に必要科にコンサルトできる)tPA治療の研修を受ける。
    • ボトックス治療が出来る
    • リハビリテーションの実施
    • PT、 OT、STそれぞれについての実習、研修し、処方、評価が出来る。
    • 患者家族への退院指導、療養指導、書類手続き等
    • 安静度、体位、食事、入浴、排泄、環境整備等神経難病の診断書・身体障害者診断書・介護保険意見書などの各種書類を適切・迅速に記載出来る。
    • 症例提示、検討会
    • 症例提示と討論(的確なプレゼンテーションができる)

研修日程

後期臨床研修プログラム ローテーション例

通年4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月
1年神経内科
2年神経内科
3年神経内科

午前病棟業務外来専門外来
(物忘れ外来)
病棟業務外来当番制
午後病棟業務病棟業務病棟業務病棟業務病棟業務
夕方カンファレンス

診療科の概要

当院は長野県北信地区における基幹病院であり、神経内科としても多くの神経疾患の診療を行っている。脳卒中を中心に脳神経外科とも連携し、脳卒中センターとして病棟を共有している。また当院は神経内科学会准教育病院であり、さらに信州大学脳神経内科での研修、研究も可能としていてより広く深い知識と経験を得ることができる。年間入院患者数は250人で、脳梗塞、脳出血もあわせて150人程度の脳卒中患者の入院診療を行っている。さらに、パーキンソン病、多発性硬化症、ギラン・バレー症候群、筋萎縮性側索硬化症、重症筋無力症などの多岐にわたる神経難病患者の入院がある。外来診療は年間延べ2,000人を超える患者を診ており、また物忘れ外来を中心に、脳神経外科や精神科とも連携し認知症診療にも力を入れている。

施設認定

  • 神経内科学会准教育病院
  • 内科教育病院

診療科の概要

責任者(山嵜正志)コメント
自由な雰囲気でのびのび出来るよう心がけております。また脳神経外科、内科とも連携は密でコンサルトしやすく、診療しやすい環境が整っています。さらに立地は志賀高原のお膝元ですので、スキーや登山でも思う存分しながら仕事が出来る最高の環境ですのでぜひ楽しみながら仕事をしましょう。

スタッフ(副院長・地域医療部長 牧下英夫)コメント
信州は空気もよいし山もきれいです。ともに地域に根ざした地域の住民の方々とともに医療・介護に汗を流そうではありませんか。