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病院について

ごあいさつ

統括院長就任のご挨拶

 2022年4月1日より、統括院長に就任いたしました。

 前職は、東京医科歯科大学病院副院長で、専門は心臓血管外科でありますが、長野県厚生連の病院には、医者になって3年目の半年間ほど佐久総合病院で研修医として、その後、1994年から2000年までの6年間を北信総合病院の胸部心臓血管外科(当時)の科長として勤務しておりました。

 私にとって、北信は、特別な場所です。豊かな自然に恵まれた美しい山々の景色、美味しい空気と水、果物、温泉・・・ここは、素晴らしい土地です。2000年に東京の大学病院に戻った際、いつかこの土地に移り住もうと心に決めて、今こうして再び北信総合病院で働けることを、心から嬉しく思っております。大学病院では、22年間にわたり最先端の心臓手術に携わってまいりましたが、私にとっての医療の原点は、北信にあります。

 以前に北信総合病院で働いていたころ、心臓の手術をした患者さんに畑でお会いしました。とても嬉しそうに坂道を登りアスパラガスを刈り取っているお姿を拝見した時、自分が施した手術の本当の意味を教えて頂きました。「医療とは、患者さんが失いかけた人生を取り戻すためのお手伝いをすること」であると。医療が地域の皆様の健康を支え、豊かな暮らしにつながっていく—そのお手伝いをすることが、私に託された役割であり、「地域創成の核となる病院をめざす」ことでもあると思っております。

 この2年間、世界中がコロナ禍に巻き込まれ、多くの人命が失われ、人々の生活が脅かされました。私はこの間に都内における最重症のコロナ患者さんの治療に従事しました。一旦、感染の波がおさまるかと思うと、新たな変異株の登場で次の波が押し寄せ、病院がコロナ患者さんの対応に追われると、通常の治療が後手に回り手術の延期などを余儀なくされました。特に都市部における医療は逼迫状態となり、現場は疲弊しました。コロナは、日本の医療システムが抱える様々な問題を浮き彫りにしました。一方で、コロナ患者さんを積極的に受け入れた病院は、感染症対策に正面から取り組む事で、院内の連携が深まりノウハウを身につけ組織力が強化されました。

 さらに、私どもが学んだのは、行政や自治体との緊密な連携の重要性です。パンデミックは、病院単独で解決できる問題ではありません。人々の命と暮らしを守り抜くという医療従事者としての高い倫理観と広い視野に基づく意識を行政に対して発信し共有することで、より実効性のある取り組みが地域全体として実現します。北信総合病院におきましても、近隣の自治体との連携をさらに深めていく事で、地域医療に貢献してまいる所存です。

 ここ数年にわたる洞和彦前統括院長のリーダーシップのもとに、北信総合病院は、地域の中核病院として著しく発展しました。それは、建物だけではなく、高度医療機器・設備の整備による先進医療提供のための機能強化、そして、臨床研修指定病院、災害拠点病院、救急告示病院、長野県災害派遣医療チーム指定病院、地域がん診療病院、周産期母子医療センター、リハビリテーション総合承認施設、人間ドック認定病院など数多くの指定・認定を受けることによる病院としての総合的な医療機能の充実であります。

 更に病院にとって最も大切なのは、そこで働く職員の理念です。北信総合病院のキーワードは、「愛と活気」です。シンボルマークの緑の点は、癒しの愛と保健。青は、知性と最高の医療。オレンジは、活気と福祉を意味します。地域を愛し、そこに暮らす人々の心身の健康を保護し、安全安心で最新の知見に基づいた高度医療を提供し、地域の皆様の活気ある暮らしと福祉に貢献する。それが、私ども、北信総合病院の務めであります。

 医療を通じて、健康で豊かな暮らしのお手伝いをするべく、地域の皆様とともに歩んでまいります。宜しくご支援のほど、お願い申し上げます。

JA長野厚生連 北信総合病院
統括院長 荒井 裕国


院長就任のご挨拶

 2022年1月付けをもちまして北信総合病院の院長に就任致しました。

 私は、1998年長野オリンピックの年、大学病院から北信総合病院へ心臓血管外科の医師として赴任いたしました。思えば24年間この地で、外科医として地域医療に貢献してきたつもりではありましたが、それ以上に地域の皆さま、病院の職員に助け、支えられることによって、自分自身が医師としてこの地で育てられてきたように感じています。ここ北信州に根を下ろして、山に囲まれた緑多い、自然豊かなこの地域は本当に良いところだと思っています。この地に居住し、医療という仕事を与えていただいている自分の幸運に感謝しております。

 病院の役割は病気を治し、健康福祉増進を図ることですが、地域の皆さまが安心して暮らすことができるためには病院の充実は必須と考えます。今回の新型コロナ禍で、北信総合病院は地域の感染症指定病院としてその役割を果たしてきました。一時的に北信医療圏が長野県で一番人口あたりの陽性患者が多く発生した時期もありましたが、病院のスタッフ(医師のみならず、看護師、薬剤師、放射線技師、検査技師等多職種)は素晴らしい団結を見せ、その活躍は誇らしいものに感じました。今後もチームワークのとれた医療を提供できるように心がけていきます。

 人口の高齢化は日本全体の問題ですが、特に信州は長寿県でもあり、この地域の高齢化は全国的にみても進んでいます。皆さまが安心して暮らしていただくために、できるだけ医療を北信総合病院内で完結できるように、基本医療から高度医療まで充実した体制を目指していきます。小児周産期医療、がん診療、脳卒中・心筋梗塞等の循環器血管診療、救急医療など今後も体制を維持し、さらに皆様に満足していただけるよう心がけていきます。

 北信総合病院が地域にあることを、皆さまからも誇りに思っていただけるように努力していく所存です。今後とも皆さまのご協力、ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

JA長野厚生連 北信総合病院
院長 吉田 哲矢