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診療科一覧

脳神経外科

基本方針

脳卒中(くも膜下出血、脳出血、脳梗塞)や頭部外傷などの神経救急および脳腫瘍、さらには頭痛、てんかんなどの慢性的な疾患に対し、迅速で丁寧な脳神経外科診療を提供することで地域医療に貢献します。

診療の概要

3人の脳神経外科専門医により外来および入院診療を行っています。

1.神経救急
1)脳卒中

くも膜下出血は発症急性期に動脈瘤根治術を行い、術後管理もICU(集中治療室)で積極的に行っています。根治術は患者様ごとに、形や大きさ、周囲の血管の状態などを検討し開頭術と血管内手術のうち適したものを選択します。

脳出血はときに緊急血腫除去が必要となりますが、顕微鏡手術での小開頭化が進み、低侵襲、手術時間短縮などに好影響が得られています。

脳梗塞は脳神経内科と手分けをして、24時間いつでも対応できる体制をとっています。平成18年1月から開始したrtPA(アルテプラーゼ)静注療法に加え、平成27年7月には血管内治療の血栓除去術を行える体制が確立し、積極的に治療に取り組んでいます。また、亜急性期から慢性期における血管形成や血行再建についても開頭術や血管内治療を駆使して取り組んでいます。

2)頭部外傷

強い頭蓋内損傷を伴う重症頭部外傷では、必要に応じて手術治療を行い、頭蓋内圧モニター下にバルビツレート療法や脳低温療法などの追加治療を検討します。

2.脳腫瘍

術前画像診断と術中病理診断に基づき、低侵襲で後遺障害を残さない病変除去を心がけています。外科的摘出術だけでなく、必要に応じて放射線治療と化学療法を組み合わせて治療を行っています。

3.その他
1)リハビリ

入院後早期から、脳や神経機能の障害に対して積極的に理学療法、作業療法、言語療法を行い、機能の維持や回復に努めています。また必要に応じて、回復段階や維持段階でのリハビリも提供しています。

2)慢性的な神経系疾患

一次性頭痛、てんかん、めまいなどに対しても救急対応だけでなく、外来での継続的治療も行っています。

診療実績

平成28年度平成29年度平成30年度令和元年度令和2年度
外来延べ患者数10,272人10,348人9,793人9,465人8,741人
入院患者数423人460人387人414人367人

専門医と連携したデータベース事業について

当院の外科では、患者さん目線の良質な医療を提供するために、医療の現状把握として、『一般社団法人 National Clinical Database』(以下NCD)と連携し、データベース事業に協力しています。
詳細につきまては下記リンクのファイルをご覧下さい。

NCDについて(PDF)(171.6KB)
NCD公式ホームページ(外部リンク)

担当医師

塚田 晃裕(脳神経外科 部長 兼 脳卒中センター長)

日本脳神経外科学会専門医・指導医
日本脳神経外科コングレス専門医
厚生労働省緩和ケア研修会修了

岡野 美津子(脳神経外科 医長)

日本脳神経外科学会専門医
日本脳神経外科コングレス専門医

後藤 優太(脳神経外科)
塚原 隆司(脳神経外科)

日本脳神経外科学会専門医・指導医
日本脳神経外科コングレス専門医